六本木での撮影会。
実験写真のその2、参ります(笑)
またまた2パターンでの比較から。
前回と同じく、これまた同じ場所を撮っております(^^)
変えてみたのは、ホワイトバランス。
ホワイトバランスについては、以前
別の記事で書きましたが、簡単にいうと、太陽光や白熱灯など「光源に合わせてより自然な色合いに調整する」機能。
この設定を変えることで、上記のような同じ場所でも全くイメージの異なる写真を撮ることが出来ます(^^)
向かって左は、日陰モード。
「屋外晴天時の日陰で撮影する時」用の設定で、この場所のような「日当たりの良い室内」を写すに適したモードです。色の出方はカメラによって違いがありますが、私のカメラでは、標準設定のオートモード(オートホワイトバランス:AWB)と比べ、暖色寄りでかつやや赤みの強い色合いに。その分、フローリングに木床らしい温もりが出ています。
対する右は、白熱灯モード。
「白熱灯下での撮影」用で、青みがかなり強くかかっています。不自然と言えば不自然な色合いなのですが、それが逆に日常からかけ離れた雰囲気を作ってくれています。
どちらの写真でOKとするかは、個人の好み。あるいはテーマ次第。
ただ、かつてフィルムカメラの時代には、こうした処理は、いちいち色補正フィルターを付け替えなければなりませんでした。それが今やデジタルカメラでは設定1つ変えれば済む。便利な世の中です(笑)
前回の露出の件同様、記録ではなく表現の1つと捉えれば、ホワイトバランスもかなり面白い使い方が出来ますね。
また、カメラによっては、ホワイトバランスとは別に、モノクロやセピアといった色調変更が可能なものもあります。これも試してみましたが、カラーとはまた違った、光や空気の表現がなかなか面白かったです(^^)
これは六本木ヒルズにて。
巨大なクモのオブジェを通して、高層ビルを見上げてみました。
カメラのレンズを一番広角側にして、なおかつなるべく自分の姿勢を低くして撮っています。……ちょっと、いえかなり体勢しんどかった(笑)
一番広角側にすると、実際に目で見ているよりも対象がより遠くに、より奥深くに写ります。
手前に写っているクモのオブジェと比較して、よりビルが高くそびえ立つ感じが出ている……かな??(^^)
最も、この写真では残念ながらビルの頂上まで画面に納まりきってません。
出来るなら頂上まで入れたかったのですが……手持ちのカメラ(コンパクトデジカメ)ではこれが限界(><)
ちなみに、今回のクラスは一眼レフ・コンデジの混在クラス。
撮影会の参加者の中には、一眼レフお持ちの方が結構な割合でいらっしゃいました。
ほぼ同じポイントで撮られていた方の写真を、後日見せて頂いたのですが……より広角のレンズを使っている分、頂上越えて空まで写ってる……。コンデジと一眼レフの焦点距離の違いを、まざまざと感じました(^^;
やっぱり、いつかは欲しいなあ……一眼レフ。
同じく六本木ヒルズにて。
女性向のファンシーな雑貨を扱ったお店のショーウィンドウを撮らせて頂きました(^^)
ここでは、あえて露出をオーバー気味に。
また、ガラスの写り込みもついでに入れて、ふわっと一枚紗がかかったような感じになりました。
パソコンの画面ではかなり白っぽく見えますが、プリントアウトすると、これくらいが丁度良い。
一般的にモニターとプリンタの色表現には多少のズレがある(設定で合わせることも出来るようですが)ので、露出補正などの操作をする時は、どの媒体で見るのか――パソコンなのか、印刷なのか――を意識して撮ることが大切というのも、今回教わったことの1つです。
同じことはカメラの液晶画面と印刷の関係にも言えます。
デジカメは撮る前&撮った後を、カメラの液晶画面ですぐ確認出来るのがとても便利。
でも、液晶の画面で見て丁度良いと思っても、プリントアウトしてみるとイマイチ……ということが良くあります。特に露出に関しては、液晶画面での写りだけで確認していると結構失敗し易い。
そこで是非活用するようにアドバイスされたのが、ヒストグラム表示。
ヒストグラム表示は、最近のデジカメには(モノによっては携帯のカメラでも!)ほぼ標準装備されています。説明すると長くなってしまうので今回の記事では割愛させて頂きますが、大抵は取扱説明書に載っていますので、ご興味もたれた方は1度確認してみることオススメします(^^)
そんな感じでアレコレ実験しながら楽しんだ六本木での撮影会。
撮った写真の講評は別の回に行なったのですが、撮っている段階でも、ちょこちょこ講師のアドバイスが頂けてとても勉強になりました(^^)
また、他の方の写真と見比べするのも、視点や画面の切り取り方など、色々参考になるものがたくさんありました。
今回の講座では撮影会はこの1回限りだったのですが、また機会があれば撮影会に参加してみたいと思っています♪
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